残り、裾ベルトの縫い合わせと袖の製作を行って完成となります。
袖は外注素材がある為、作業待ちです。
ご依頼主様よりご要望で大柄な為、縦横共にサイズ大きめ、
丈は指定で長めで製作しています。
(公式デザインではジャケット下にベルト付属となるのですが、
平均身長の方が着用すると足の付根くらいの位置で
ベルトの取り付けが困難になる為、指定なしのデフォルト丈の場合は
2~3cm程度短くなると思います)
襟について、頂いた資料ではピークドラペルではないようなのですが、
ゴージラインから剣先にむかって角度が二段階で変化しているので、
資料にあわせて角度を変えた変形襟で製作しています。
APHはキャラクターが着用している衣装が
史実からアレンジされているものが多いのですが、
機能より資料デザインを優先して欲しいとのことでしたので、
通常、このタイプのデザインで付属する調整用のベルトはお付けしていません。
また、ポケットについても史実では平なパッチポケットですが、
資料ではマチ付きでしたのでそちらの描写を優先しています。
その他、フラップやショルダーストラップなども資料優先のデザインです。
こちらのデザイン元となった軍服は本来素材名まで固定のようなのですが、
現在形状が似ているだけのものにまで幅広く使用されることもあるようで、
ファション用語は使われるうちに定義が曖昧になったり、
意味合いが変わっているものなどもあるのが面白いですね(*^_^*)